今回は前回の続きになります!
C3:歯がかなり失われてる状態
C2の時よりも痛みの自覚症状が強くなります。C3以降の治療は、虫歯が神経に到達しているため、麻酔をして神経を除去する治療(抜随)を行います。歯を残すことは可能で、抜髄後は根の中を洗浄、消毒を行う治療(根管治療)が必要です。根の中が完全にきれいになったら根の中に最終的な薬を詰めて土台を立てます。神経除去後は歯が非常にもろくなりますので、「被せ物」を装着することになります。治療回数は5~6回かかります。神経除去治療は肉眼では見えない手探りの根気のいる治療になります。そのため、C3以降の治療は長い治療期間が必要となります。
C4:歯の根しか残ってない状態
虫歯菌により歯はすっかり溶けて根だけになった状態。激しい痛みは治まることもありますが、歯を残すことはできず、残念ながら抜歯を行い、歯の代替処置(入れ歯・ブリッジ・インプラントなど)を行って噛む機能を回復させる治療が必要です。
※C4まで進んでしまった場合は、通常「痛み」はなくなります。
痛みがなくなったので「歯医者に行かなくてもいいや」と考える方が多いかと思いますが、その考えは非常に危険です。痛みがなくなったのは神経が死んでしまったからです。細菌はその間にも徐々に歯を溶かし腐らせていきます。
*虫歯は放置しないで!!
虫歯は、風邪と違って自然治癒しません。放置すればするほど悪化します。痛い、滲みるなどの自覚症状を感じ始めたら、すぐに歯科医院を受診し、適切な処置を受けることが大切です。まだ大丈夫、といつまでも受診を先延ばしにすると、その分治療回数も費用も多くなってしまいます。そして何よりも問題となるのは、歯を削る量が多くなることで歯の寿命に影響が出てしまうことです。歯を削る量が少ないほど、歯は長持ちします。自覚症状を感じたら、できるだけ早く歯科医院を受診してください。
そして虫歯や歯周病から歯を守るためにも、定期検診は必ず受けることが大切です!!
入間郡三芳町 ユナイトみよし歯科
歯科助手M.N